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 児童養護施設事業計画 (概要)

 

 ◇小規模化への歩み◇

 生長の家神の国寮では、この十年、大規模(大舎制)施設運営から、生活単位を小規模(小舎制)にした施設運営へと変遷を遂げてきました。
 児童虐待防止法の制定を契機に被虐待児の入所が増加し、今までの大舎的集団運営から子どもたち個人の特性、治療的養護に主眼を置いた見守りが出来るよう、地域小規模グループホーム、東京都独自の取り組みである施設分園型グループホームの増設を図り、平成17年4月国立市に男女混合縦割りのGH「プラムフィールド」、平成18年4月国分寺市に男子自立支援型GH「欅の家」、平成19年3月立川市に男女混合縦割りのGH「さくらんぼの家」、平成21年3月府中市に男女混合縦割りのGH「ひまわりの家」の4カ所のグループホーム開設を実現してきました。
 そして、平成24年6月に本体施設の全面的改修改築を行い新寮舎が竣工し、小規模単位でのグループケアを実施すると共に、高齢児の社会的自立をサポートする自活訓練室、入所児の家庭復帰を促進するための親子訓練室を設置しました。
 これにより、生長の家神の国寮は、本園4ユニット(各7名定員)と4グループホーム(各6名定員)となり、小規模化による家庭的養護≠実践していくハード面の体制を整備することができました。現在、各ユニット・各グループホームにおいては、養護・養育のソフト面の充実において「子どもの最善の幸せ」のために工夫と努力を重ねているところです。

 

 

 ◇チームアプローチの促進と研修システムの構築◇

 小規模・家庭的養護の推進は、子どもに寄り添う安心・安全な養育環境を提供できる一方で、施設の分散化による職員の孤立感を招く危惧があります。こうした状況を改善するためには、チームアプローチ≠フ促進が不可欠です。職員間の情報共有はもとより、各ホーム・ユニットのすべての児童の情報を全職員が共有する営みの中で、各ホーム・ユニットのチームケア、専門職のサポート等を活かし、児童一人一人に対して重層的なチームアプローチを行っています。
 生長の家神の国寮が考える理想の職員像は、「情熱(Passion)」と「使命(Mission)」をもち、「行動(Action)」できる人物です。当然、児童養護施設職員としての専門性が求められ、それらを備えることで多様化する地域の社会的ニーズに応えることができると考えます。日々のケアワークの中で職員個々の資質向上をめざすとともに、時代に沿ったさらなるアプローチやサポートを検討・実施していく力を身につけていきたいと考えます。各職員は個々の目標を設定するとともに、OJT、Off-JT、SDSの目当てを設け、こうした目当てをもとに、職員個々の資質向上、「人間力」と「専門性」を涵養する研修システムの構築をめざしています。

 

 

 ◇認め合い、褒め合い、讃え合う「和顔・愛語・讃嘆」の実践◇

 とりわけ、職員は、創立者谷口雅春先生の教育理念に基づく、認め合い、褒め合い、讃え合う「和顔・愛語・讃嘆」≠フ実践に取り組んでいます。
 様々な事情で入所してくる児童には親から見捨てられた≠ニいう思いから「自分は誰からも愛されていない、認められていない」という自己肯定感の薄い子どもが多くいます。こうした子どもたちには、日常の生活場面で養護養育に携わる職員が子どもたちの本来の良さを信じて、認めて、褒めることが何より大切です。「認められている!」「褒められている!」「愛されている!」という実感が、子どもたちの心に安心感を与え、「自己肯定感」を高め、「自己信頼の力」(自信力)を醸成します。人は自分を信じることによってはじめて他を信じることができる!すべての人に宿る「神性・仏性」を信じ、愛情溢れる、認めて褒める「讃嘆の言葉」を光のシャワーのように燦々と降り注ぐ「和顔・愛語・讃嘆」を日々実践します。

 

 

 ◇地域福祉・地域貢献−地域子育て支援事業の展開◇

 今日、児童養護施設に求められている課題は「地域福祉・地域貢献」です。生長の家神の国寮においても、地域子育て支援事業として従来のショートステイ事業の新たな展開が始まっています。まずはトワイライトステイ事業を実質的に国立市から受託し、ショートステイ事業(日帰り型)として、平成28年度下半期より運用を始めました。トワイライトステイ事業とは、共働きや残業などで保護者の帰りが遅い子供を夕方から夜にかけて預かるものです。従前より実施していた宿泊型のショートステイ事業と合わせ、地域の様々な福祉ニーズに着実に応え続けることにより、国立市民への当施設への理解と認知度を高めてまいります。また、平成29年度から東京都の「赤ちゃんふらっと事業」を開始しました。授乳やおむつ替えの時を必要とするお母さん方に気楽に便利に使っていただけるように施設の一部を開放しています。さらに、子ども食堂「おいしい時間」の展開にも参画しています。これは地元の社会福祉法人、国立市、国立市社協や民生委員の方々が地域の子どもの貧困対策・孤食対策のために夕食を廉価で用意することを目的に立ち上げたもので、月に一回程度の開催の際には、当施設の多目的ホールを会場として提供しています。
 これら地域支援事業の継続と発展のために、施設全体としてより積極的に子育て支援事業に取り組み、地域福祉の担い手として、地域に貢献できる施設作りを進めてまいります。

 

 

 

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